春日大社・五大龍神めぐりで最強開運!御朱印とルートを完全解説

社を守る龍神(イメージ)
古社旅と神話の地図(※画像はイメージです)

日本屈指の歴史を誇る古都・奈良において、世界遺産にも登録されている春日大社は、国内外から多くの参拝者が訪れる聖地です。その広大な境内の奥深くに、近年「春日大社 五大龍神めぐり」として注目を集める特別な巡拝コースがあることをご存知でしょうか。

これは、春日大社の5社巡りとも称され、水や豊穣を司る龍神信仰に基づいた5つの社を順に参拝するものです。

古来より春日山は水源地として崇められ、その神秘的な力は室町時代に世阿弥が創作した能「春日龍神」の詞章にも描かれるほど、人々の精神的支柱となってきました。現在でも、最強の奈良龍神めぐりとして、運気上昇や金運向上を願う人々が後を絶ちません。

この記事では、所要時間は?といった基本的な疑問から、満願で授与される特別な御朱印の魅力まで、この巡拝の全貌を詳しく解説します。

この記事でわかること
  • 春日大社境内に点在する龍神ゆかりの5社を巡る正式な手順と作法
  • 各龍神社の歴史的背景、御祭神、および期待される具体的な開運のご利益
  • 能楽作品「春日龍神」の題材にもなった、古来より続く深い龍神信仰の歴史
  • 受付時間や所要時間、アクセス方法など、参拝前に知っておくべき実用情報
目次

春日大社・五大龍神めぐりの歴史と見どころ

龍神の光(イメージ)
古社旅と神話の地図(※画像はイメージです)
  • 春日大社の5社巡りとは?
  • 春日大社巡り春日大社はなぜすごいのですか?
  • 春日大社に伝わる龍神信仰の深さ
  • 龍神神社最強の奈良龍神めぐりのご利益
  • 開運スポット金龍神社レビュー
  • 世阿弥も描いた春日龍神詞章の世界

春日大社の5社巡りとは?

春日大社で執り行われている「春日五大龍神めぐり」とは、境内に鎮座する数多くの摂社・末社の中から、特に龍神にゆかりの深い5つの社(金龍神社、龍王珠石、鳴雷神社、八雷神社、龍王社)を選定し、順番に巡拝する特別な祈願コースです。

この巡拝は、単なるスタンプラリーのような観光的なものではなく、古来より信仰されてきた「水」と「龍」の霊力に触れ、参拝者自身の運気を根本から押し上げ、人生をより良い方向へと発展させるための厳粛な神事と位置付けられています。

巡拝の申し込みは、縁結びの神様としても名高い「夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)」で行います。ここは日本で唯一、夫婦の大國様をお祀りしている社であり、夫婦円満や家内安全のご利益がある場所としても知られています。龍神めぐりの受付もここで行われており、参拝者はまず身を清め、心を整えてから巡拝へと出発します。

春日五大龍神めぐりの正式な参拝手順
1:受付と祈願符の受領

夫婦大国社の授与所にて「五大龍神めぐり」を希望する旨を伝え、初穂料1,200円を納めます。その際、巡拝の証となる「祈願符」と、各社の場所が記された専用の地図を受け取ります。

2:祈願符への記入

受け取った祈願符に、ご自身の氏名と、今回龍神様に届けたい願い事(願意)を丁寧に記入します。

3:心身の清浄

参拝を始める前に、夫婦大国社の向かい側にある手水所にて、手と口を清めます。これは神域に入るための重要な儀式です。

4:五社巡拝

地図を参照しながら、第1番の「金龍神社」から第5番の「龍王社」までを順番に巡ります。移動中も祈願符を大切に手に持ち、各社で二礼二拍手一礼の作法にて祈りを捧げます。

5:満願の証

全ての社を参拝し終えたら、第5番「龍王社」の近くにある「御祈祷所」へ向かいます。そこで祈願符を提示すると、満願の証として印が押され、この巡拝達成者のみに授与される特別な「五大龍神めぐり御朱印」をいただくことができます。

この巡拝を通じて、参拝者は春日大社の広大な神域を歩き、自然のエネルギーを体全体で感じることができます。

特に、普段の観光ルートでは見落としがちな奥まった場所に鎮座する社も含まれているため、春日大社の深遠な魅力を再発見する機会ともなるでしょう。

神職の方々の説明によると、この巡拝は龍神の霊力が湧き出す場所を巡ることで、幸運を招く御神力を授かるとされています。

春日大社巡り〜春日大社はなぜすごいのですか?

苔むした参道(イメージ)
古社旅と神話の地図(※画像はイメージです)

「春日大社はなぜすごいのか」という問いに対しては、その類稀なる歴史的背景、文化的価値、そして自然と信仰が一体となった特異な環境の3点から説明することができます。

まず歴史的側面として、春日大社は奈良時代の神護景雲2年(768年)、平城京の守護と国民の繁栄を願って創建されました。藤原氏の氏神として知られていますが、その根底にあるのは国家安泰を祈る公的な性格です。この長い歴史と文化的意義が認められ、1998年には「古都奈良の文化財」の一つとしてユネスコの世界遺産に登録されています。

さらに注目すべきは、春日大社が鎮座する立地の特別さです。春日大社の東側にそびえる御蓋山(みかさやま・標高297m)は、第一殿の御祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が白鹿に乗って降臨されたとされる伝説の地であり、山そのものが「神体山」として崇められています。

そのため、御蓋山は千年以上もの間、狩猟や伐採が厳しく禁じられた「禁足地(きんそくち)」として守られてきました。その結果、原生林に近い極めて豊かな生態系が都市のすぐそばに残されており、この「春日山原始林」もまた世界遺産の構成要素となっています。

要素詳細と価値
歴史と格式約1300年の歴史を持ち、全国に約3000社ある春日神社の総本社。20年に一度の「式年造替」により、古代の建築様式が現代に受け継がれている。
聖なる地勢平城京の水源地である春日山・御蓋山の麓に位置し、生命の源である「水」を守る聖地としての役割を果たしてきた。
文化的影響平安貴族の信仰を集め、多くの灯籠が奉納された「万燈籠」や、能楽、雅楽などの伝統芸能の発信地としても知られる。

また、春日大社が「水の聖地」として崇敬されてきた点も重要です。

御蓋山や春日山は、奈良盆地を潤す地下水脈の源であり、古代の人々にとって水はまさに生命線でした。水源を守ることは命を守ることであり、その水源地に鎮座する神様が、水を支配する「龍神」と結びついて信仰されるようになったのは自然な流れと言えるでしょう。

このように、春日大社は単なる宗教施設ではなく、自然崇拝、歴史、文化、そして人々の生活を守る水源守護の機能が融合した、稀有な聖域なのです。

より詳細な由緒や歴史については、公式サイトの情報もあわせてご確認ください。
(出典:春日大社公式サイト『御由緒』)

春日大社に伝わる龍神信仰の深さ

龍神信仰(イメージ)
古社旅と神話の地図(※画像はイメージです)

春日大社における龍神信仰は、単なる伝説の域を超え、人々の生存に関わる切実な祈りとして歴史に刻まれてきました。特に中世から近世にかけて、農業が社会の基盤であった時代において、天候を司り、雨を降らせる龍神への信仰は極めて重要な意味を持っていました。

当時の記録によれば、京都南部から奈良一帯にかけて干ばつや日照りが続いた際、人々は各地の神社で雨乞いの祈祷を行いました。しかし、それでも雨が降らず、願いが届かないような深刻な事態に陥った時、最終的な拠り所とされたのが春日大社でした。

人々は春日大社へ参り、境内にある「八龍神社(現在の八雷神社)」にて祈りを捧げ、さらに神山である春日山の奥深くに鎮座する「香山龍王社(現在の鳴雷神社)」にて祈願を行うと、必ず雨が降り、大地が潤ったと伝えられています。

神仏習合と龍神信仰の融合

日本の宗教史において、神道と仏教が混ざり合った「神仏習合」の時代が長く続きました。

春日大社もまた、隣接する興福寺と一体的な信仰空間を形成しており、仏教における雨乞いの本尊である「八大龍王(はちだいりゅうおう)」信仰の影響を強く受けました。春日龍神は、神道の神でありながら、仏教的な龍王の性格も併せ持つ強力な守護神として、僧侶や武士、庶民に至るまで幅広く崇敬されてきたのです。

龍は天に昇って黒雲を呼び寄せ、雷鳴を轟かせて雨を降らせると信じられていました。この「雷」や「雨」といった自然現象そのものを神格化したのが春日龍神であり、その絶大な力は人々の命を繋ぐ水源の守護神として不可欠な存在でした。

また、一の鳥居にある榊(さかき)に関する伝承も興味深いものです。かつて猿沢池に住んでいた龍神が春日大社へ向かう途中、一の鳥居で休憩した際に長い尾を垂らしたところ、鳥居の榊が邪魔になったため、現在でも一の鳥居の南側には榊が掲げられていないという逸話が残っています。

このように、境内やその周辺には龍神にまつわる痕跡が数多く残されており、信仰の深さと歴史の重みを感じさせます。

龍神神社最強の奈良龍神めぐりのご利益

「春日五大龍神めぐり」で訪れる5つの社は、それぞれ異なる由来と御神徳(ご利益)を持っており、これらを総称して「最強の奈良龍神めぐり」と呼ぶ崇敬者も少なくありません。

ここでは、各社の詳細な特徴と、参拝時に意識したいポイントについて解説します。

第一番参拝所 金龍(きんりゅう)神社

ご祭神

金龍大神(きんりゅうおおかみ)

ご神徳

金運、財運、開拓・発展

ご例祭

8月25日

メモ

金龍神社(イメージ)
金龍神社(イメージ)

■ 後醍醐天皇ゆかりの社であり、開発や事始めの神として信仰されています。

■ 鮮やかな赤い幟が立ち並ぶ特徴的な景観。新しいことを始める際の祈願に最適です。

第二番参拝所 龍王珠石(りゅうおうじゅせき)

ご祭神

善女龍王(ぜんにょりゅうおう)

ご神徳

願望成就・霊力守護

ご例祭

ーー

メモ

龍王珠石(イメージ)
龍王珠石(イメージ)

■ 善女龍王が尾に宿していた霊験あらたかな珠が納められていると伝わる磐座(いわくら)。

■ 社殿ではなく石(磐座)を祀る古代信仰の形を残しています。強い霊気を感じると評されることも。

第三番参拝所 鳴雷(なるかみ)神社 【 香山龍王社(こうぜんりゅうおうしゃ)】

ご祭神

天水分神(あめのみくまりのかみ)
【 春日龍神(かすがりゅうじん)】

ご神徳

雨乞い・水源守護・悩み解決

ご例祭

10月2日

メモ

鳴雷神社(イメージ)
鳴雷神社(イメージ)

■ 春日山の水源地に鎮座し、古来より雨乞いの聖地とされてきました。

■ 春日山山中の禁足地に鎮座しているため、一般参拝者は麓にある「遥拝所」から祈りを捧げます。

第四番参拝所 八雷(はちらい)神社 【 八龍(はちりゅう)神社 】

ご祭神

八雷大神(はちらいおおかみ)
【 八大龍王(はちだいりゅうおう) 】

ご神徳

雷除け・電気産業守護・運気向上

ご例祭

4月15日

メモ

八雷神社(イメージ)
⑧雷神社(奥のお社:イメージ)

■ 雷の力で悪運を祓い、強力に運気を押し上げるとされています。

■ 御本殿のすぐそばに位置しています。通常は外側からの参拝ですが、特別参拝(有料)を利用すると間近で参拝可能です。

第五番参拝所 龍王社(りゅうおうしゃ)

ご祭神

龍王大神(りゅうおうおおかみ)

ご神徳

運気上昇・金運財運守護

ご例祭

8月8日

メモ

龍王社(イメージ)
龍王社(イメージ)

■ 春日大社創建1250年を記念して再興された、比較的新しい社殿です。

■ かつて興福寺境内にあった社を再興したもの。巡拝の締めくくりとして感謝の祈りを捧げましょう。


第3番の「鳴雷神社(香山龍王社)」について補足すると、この社は「龍王池」という枯れることのない池のそばにあり、神様が龍の姿となって現れた場所と伝えられています。しかし、そこは神聖な山中であるため、一般の立ち入りが制限されています。

そのため、境内にある「遥拝所(ようはいじょ)」から、山に向かって祈りを届ける形式をとります。この「見えない場所にある神聖な存在」を想って祈る行為こそが、日本の古神道の精神性を体現していると言えるでしょう。

また、第4番の「八雷神社」は、雷を操る神様であることから、現代では電気工事会社や電力会社など、電気に関わる仕事に従事する人々からの崇敬も篤いことで知られています。雷の強力なエネルギーは、停滞した状況を打破し、運気を一気に好転させる力があるとも信じられています。

開運スポット金龍神社レビュー

(神様のレビューというのはおこがましいですが・・・)

金龍神社(イメージ)
古社旅と神話の地図(※画像はイメージです)

五大龍神めぐりの最初の参拝所となる「金龍神社」は、その名の響きからも連想される通り、金運や財運をもたらす強力な開運スポットとして、多くの参拝者から特別な視線を集めています。社殿の周囲には、崇敬者から奉納された無数の赤い幟(のぼり)がはためいており、その光景は一見の価値があります。

歴史的背景と由緒

金龍神社の起源は、激動の南北朝時代(14世紀)にまでさかのぼります。

後醍醐天皇が戦火を逃れて笠置山へ潜幸(せんこう)される途中、この地に立ち寄られ、宮中(禁裏)に伝わる神鏡を奉安して天下泰平を祈願されたのが始まりとされています。

当初は宮中の鏡を祀ったことから「禁裏殿(きんりでん)」と呼ばれていましたが、天皇の象徴である「龍」と、春日大社に根付く龍神信仰が結びつき、やがて「金龍殿」「金龍神社」と称されるようになりました。

このことから、単なる金運の神というだけでなく、国家の安寧や大義を成し遂げるための「開拓・発展」の神としての性格も強く持っています。

参拝者の声と信仰の形

一般的に語られる評判としては、

  • 「新しい事業を始める際に参拝した」
  • 「経済的な不安を解消するために祈願した」

といった声が多く聞かれます。また、一部の熱心な崇敬者の間では、社殿の周りを回りながら祈願を繰り返す「お百度参り」が行われる場所としても知られています。

これは、切実な願いを持つ人々が、その想いを神様に届けるために行う伝統的な祈願方法の一つですが、行う際は他の参拝者の妨げにならないよう配慮が必要です。

参拝時のマナー

お百度参りは個人的な信仰表現として尊重されるべきものですが、神社の公式行事や混雑時には控えるなど、周囲への配慮が求められます。

また、金龍神社は静かな木立の中にあり、神聖な雰囲気が漂っています。大声での会話は慎み、静かに手を合わせて心からの祈りを捧げることが、神様への礼儀とされています。

世阿弥も描いた春日龍神詞章の世界

能・春日龍神(イメージ)
古社旅と神話の地図(※画像はイメージです)

春日大社の龍神信仰は、宗教的な枠組みを超えて日本の文化芸術にも多大な影響を与えました。

その代表例が、室町時代に能楽を大成させた世阿弥(ぜあみ)による名作能「春日龍神(かすがりゅうじん)」です。この作品は、春日大社の神徳と龍神の威力をドラマチックに描き出し、当時の人々にとって春日龍神がいかに絶対的な存在であったかを現代に伝えています。

能「春日龍神」のあらすじと見どころ

物語の主人公は、鎌倉時代の高僧・明恵上人(みょうえしょうにん)です。彼は仏教の源流を求めてインド(天竺)への渡航を決意し、出発の前に春日大社へ暇乞い(別れの挨拶)に訪れます。

そこに、宮守(神社の番人)の老人が現れ、「日本にいながらにして仏教の真髄に触れることはできる。神国日本を捨てて渡航することは神慮に背く」と説得し、渡航を思いとどまらせようとします。

老人が姿を消した後、後半のクライマックスでは、春日龍神(後シテ)が本来の姿で登場します。龍神は金色の光とともに、春日山(御蓋山)を背景にして釈迦の誕生から入滅までの一生を映し出すという奇跡を見せ、ここ春日の地こそが釈迦の住む霊鷲山(りょうじゅせん)にも匹敵する聖地であることを証明します。

詞章(ししょう)に込められた思想

この作品の詞章(脚本の言葉)には、「神仏習合」の思想が色濃く反映されています。

龍神は仏法を守護する「護法善神」としての役割を担っており、日本の神々が仏教を守り、人々を導く存在であることが力強く語られています。特に、龍女(りゅうにょ)が舞う優美な場面や、龍神が力強く立ち振る舞う場面は、能楽の中でも視覚的に華やかで人気の高い演目の一つです。

この謡曲が世に広まったことで、春日龍神への信仰は武家や庶民の間にも広く浸透し、春日大社が「現世における浄土」のような聖地として認識される一助となりました。

春日大社 五大龍神めぐりの参拝情報まとめ

龍神めぐりする参拝客(イメージ)
古社旅と神話の地図(※画像はイメージです)
  • 春日五大龍神めぐりの所要時間は?
  • 五大龍神めぐりはいつまで実施されるか
  • 満願で授与される特別な御朱印
  • 兵庫の龍神春日神社との違いに注意

春日五大龍神めぐりの所要時間は?

春日大社五大龍神めぐりを計画する際、最も気になるのが所要時間でしょう。

春日大社の境内は東京ドーム約20個分とも言われる広大な面積を誇りますが、五大龍神めぐりで訪れる5つの社(金龍神社、龍王珠石、鳴雷神社遥拝所、八雷神社、龍王社)は、比較的まとまったエリア(本殿の南側および東側周辺)に位置しています。

そのため、公式な案内や多くの参拝者の体験に基づくと、全ての行程を終えるのにかかる所要時間は約45分から1時間程度が目安とされています。

ただし、これはあくまでスムーズに移動し、各社での参拝時間を標準的に見積もった場合です。以下のような状況によっては、時間が大きく変動する可能性があるため、余裕を持ったスケジュールを組むことを強くお勧めします。

特別参拝を行う場合

第4番の「八雷神社」をより間近で参拝するために、御本殿特別参拝エリア(初穂料500円)に入場する場合、国宝の御本殿や回廊にある釣燈籠、その他の摂社・末社も見学することになります。

これらを丁寧に見学・参拝すると、さらに30分〜1時間程度の時間が必要になります。

混雑状況による影響

ゴールデンウィークや正月の初詣期間、春日若宮おん祭などの祭事が行われる日は、受付や御朱印の授与所に長い列ができることがあります。また、参道の人通りも多くなり、移動に時間がかかる場合があります。

個人の移動ペース

春日大社の参道は、砂利道や石段、緩やかな坂道が含まれています。歩きやすい靴で訪れることは必須ですが、体力に自信のない方や、ゆっくりと境内の自然や鹿との触れ合いを楽しみたい方は、プラス30分程度の余裕を見ておくと安心です。


このように、五大龍神めぐり単体であれば1時間以内で完結しますが、春日大社の魅力を十分に味わうためには、全体で2時間程度の滞在時間を確保しておくと、焦ることなく心静かに参拝できるでしょう。

五大龍神めぐりはいつまで実施されるか

「春日五大龍神めぐり」という名称から、特定の期間だけ開催されるイベントのように思われることもありますが、この巡拝は原則として年間を通じて毎日実施されています。

季節を問わず、ご自身の都合の良いタイミングや、人生の節目、新たな挑戦を始める際などに参拝することが可能です。

受付時間と場所の重要情報

  • 受付場所:夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)
  • 受付時間:9:00 〜 15:00

ここで特に注意が必要なのが、受付終了時間が15:00(午後3時)と比較的早い点です。春日大社の本殿参拝などは夕方まで可能ですが、龍神めぐりの受付はそれよりも早く終了します。15時ギリギリに受付を済ませたとしても、その後の巡拝や、最後に御祈祷所で御朱印をいただく時間を考慮すると、かなり駆け足になってしまう可能性があります。

理想的なスケジュールとしては、午前中、あるいは遅くとも午後1時頃までに受付を済ませるのがベストです。朝の清々しい空気の中で龍神様を巡ることは、心身のリフレッシュにも最適であり、参拝後の時間を使って奈良公園周辺の観光や食事をゆっくりと楽しむことができます。

満願で授与される特別な御朱印

龍神の御朱印(イメージ)
古社旅と神話の地図(※画像はイメージです)

五大龍神めぐりの大きな魅力の一つであり、多くの参拝者が楽しみにしているのが、全ての社を巡り終えた後に授与される「満願の証」です。これは単なる記念スタンプではなく、神様とのご縁が結ばれた証として大切にされるべきものです。

具体的な授与の手順は以下の通りです。

  1. 第1番の金龍神社から順に、第4番の八雷神社までを参拝します。
  2. 最後に第5番の「龍王社」を参拝し、全ての巡拝を完了(満願)します。
  3. その後、近くにある「御祈祷所(ごきとうしょ)」へ向かいます。
  4. 窓口にて、巡拝の最初に受け取り、各社で祈りを込めてきた「祈願符」を提示します。
  5. 神職の方により、祈願符に満願達成の証となる印が押されます。
  6. あわせて、この巡拝達成者のみに授与される「五大龍神めぐり」専用の特別な御朱印(書き置き、または御朱印帳への直書きの場合もあり※状況による)を拝受します。

この御朱印には、龍をモチーフにした力強い印や文字が施されており、通常の春日大社の御朱印とは異なるデザインとなっています。これを手元に置くことで、龍神様の「運気を押し上げ、発展させる力」を常に感じることができ、お守り代わりとして大切にする参拝者が多くいます。

御朱印集めを趣味としている方にとっても、非常に価値のある一枚となることでしょう。

兵庫県の「龍神春日神社」との違いに注意

インターネットで「龍神 春日神社」や「龍神神社」といったキーワードを使って検索を行う際、情報の混同に十分な注意が必要です。

実は、奈良県の春日大社とは別に、兵庫県丹波篠山市後川上(しつかわかみ)という場所にも「春日神社」が存在します。この神社もまた、龍神伝説や能楽堂を持つ由緒ある神社として知られており、一部の検索結果では混同して表示されることがあります。

検索・アクセス時の確認ポイント

今回ご紹介している「五大龍神めぐり」は、世界遺産である奈良県奈良市の「春日大社」の境内で実施されているものです。

兵庫県の春日神社は別の神社であり、五大龍神めぐりの実施場所ではありません。

特にカーナビや地図アプリで目的地を設定する際は、「春日大社(奈良県奈良市春日野町160)」であることを必ず確認してください。

誤って別の場所へ向かわないよう、事前のチェックが重要です。

まとめ:春日大社の五大龍神めぐりで運気上昇

  • 五大龍神めぐりは、運気上昇、金運向上、人生の発展を願うための特別な巡拝コースである
  • 巡拝の受付は「夫婦大国社」で行い、初穂料1,200円を納めて祈願符を受け取る
  • 所要時間はスムーズに回れば約45分から1時間程度だが、特別参拝を含めるとさらに時間が必要である
  • 受付時間は毎日9:00から15:00までとなっており、終了時間が早いため注意が必要である
  • 春日大社は、平城京の水源を守る神山・御蓋山を背景に持つ、水と自然信仰の聖地である
  • 龍神信仰は、雨乞いや五穀豊穣の切実な祈りとして、中世から近世にかけて深く根付いた歴史を持つ
  • 能の演目「春日龍神」の題材にもなり、世阿弥によってその神秘性が芸術へと昇華された
  • 第1番の金龍神社は、後醍醐天皇ゆかりの社であり、金運や開拓の神として人気が高い
  • 第2番の龍王珠石には、善女龍王の霊力が宿る尾珠が納められていると伝えられている
  • 第3番の鳴雷神社は春日山山中に鎮座するため、一般参拝者は遥拝所から祈りを捧げる
  • 第4番の八雷神社は雷の力を持ち、悪運を祓うほか、電気産業の守護神としても崇敬されている
  • 第5番の龍王社は、春日大社創建1250年を機に再興された、運気上昇の新たなパワースポットである
  • 全ての社を巡り終えると、御祈祷所にて満願の証と特別な「五大龍神めぐり御朱印」が授与される
  • 原則として通年実施されているため、自身のタイミングに合わせていつでも参拝が可能である
  • 兵庫県など他地域にある同名の「春日神社」と混同しないよう、場所の確認を徹底することが重要である

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